秋号 TOPICS
【NEWS】
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「2024年童子年鑑」に、自選俳句10句が収載!
俳句結社誌「童子」6月号に、過去1年、私が投句した俳句から、自選俳句10句が収載。メールマガジンのPHOTO俳句は、花を詠むのがコンセプトなので、季語は花ばかり。今年も年鑑は、できるだけ花以外の季語を使った俳句も選んだ。自選なので、賞とは関係ないが、どうぞごらんください。→こちらからどうぞ
【秋のARTS】
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SOMPO美術館の「ロートレック展」
19世紀末フランスを代表する画家、アンリ・ド・トゥ―ルーズ=ロートレック(1864年~1901年)の展覧会。ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては最大級のフィロス・コレクションより、約240点が展示されている。素描作品に始まり、ポスターを中心とする版画作品、雑誌や書籍のための挿絵、家族や知人にあてた手紙、私的な写真など、画家に肉薄した作品と資料で構成。ファンには見逃せない。9月23日まで
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【秋のCAFÉ】
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旧軽井沢のカフェ「涼の音」(すずのね)
1927年に建築されたこの建物は、スエ―デン公使館や旧松方家別荘として使われたり、故作家森瑤子さん一家が夏を過ごしたり。2013年に登録有形文化財(建造物)として認可を受けた今は、軽井沢町の歴史を感じられるカフェとして営業中。広い庭のテラス席も人気。餌場の向日葵の種を目当てに、リスや小鳥も集まってくる。TEL:0267-31-6889
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【秋のSWEETS】
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文豪たちが愛した日暮里「羽二重団子」本店
日暮里駅近くの善性寺門前と谷中墓地を結ぶ「芋坂」に。創業は文政2年(1819年)。夏目漱石や正岡子規の作品に登場するこの店の「羽二重団子」は、滑らかで粘りがあり、シコシコとした歯触りが特徴。餡と焼きの2種類の団子は、中央を少しくぼませた独特な形。店内のテーブルや椅子などにも団子のデザインが取り入れられている。羽二重だんご(煎茶付)(写真)2本616円。ランチの数量限定の藤稲荷セット1320円。お土産には団子のほか漱石もなかなどもある。TEL:03-3891-2924
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【CINÉMA】
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『九十歳。何がめでたい』
社会現象を生んだ、シリーズ累計170万部の人気エッセイの映画化! 断筆宣言をした90歳の作家・佐藤愛子(草笛光子)は、鬱々とした日々を過ごしていたが、突然エッセイの依頼が入る。担当は昭和気質の中年編集者・吉川真也(唐沢寿明)。「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイは意図せず大好評となる。監督は前田哲。思い切り笑えた。6月21日全国公開。
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【BOOKS】
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『サンショウウオの四十九日』 朝比奈秋著 新潮社
第171回芥川賞受賞作。今、注目の若手作家が、医師としての経験を踏まえ、驚異の想像力で描いた作品。主人公は一つの体を共有する姉妹、瞬と杏。右半身と左半身で人格が違う姉妹の独特の身体感覚や思考を通して、自己と他者の境界線のあいまいさを追求。「極端な条件が前提の小説だが、深刻に書かず、あえてユーモラスに描くことに成功している」と評価された。169回の受賞作「ハンチバック」(市川沙央作)も重度障害者が主人公。このところなぜか難病にからむ作品が目立つ。2024年7月10日刊 1700円
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『ツミデミック』 一穂ミチ著 光文社
第171回直木賞受賞作。パンデミック(新型コロナ)でいびつになった日常を背景にした6編からなる犯罪小説集。前半の3編は、気持ちの奥深いところを揺すぶられるような物語で、自由を奪われた日々の、あの息苦しさ、やり場のなさが浮かぶ。後半の3編は、緩やかに収束に向かっていったパンデミックに呼応するように、ほの淡い希望が灯る。新型のウイルスに翻弄され、理不尽を余儀なくされた人々が飲み込んだ、その無念に寄り添う作者の祈りのような想いが伝わってくる。2023年11月30日刊 1700円