◎ 去る四月二十五日パレスホテル立川で辻りんさんの百寿記念百歳句集の朗読会が行われた辻りんさんとは私が属している俳句結社童子の主宰辻桃子さんのお母さまだ二月二十八日百五歳と一ケ月で亡くなられたくしくも俳人稲畑汀子さんが逝去された翌日だこの日はりんさんへの追悼の思いを込めて朗読会が開かれ全国から約六十名の連衆が出席した出席者全員が自分の好きな一句を短冊に書き読み上げたあと遺影に手向けたりんさんにとっては何よりの供養になったのではないかと思う りんさんが俳句を始めたのは桃子主宰はじめ娘三人を育てている真っ最中だ主宰の父の伯父辻克己は武者小路実篤と親しかった画家でその家では毎月俳句会が開かれ彼女はその伯父に俳句を見てもらっていた伯父があなたの句を西島麦南に見せたらこりゃあいいってほめてたよと言っていたという« NEXT/5PREV »