続・最近私がカートに入れたもの
(★4ページ目の写真と合わせてごらんください。) 2017年10月04日
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買い物は楽しい。一つ買っただけで、暮しがガラッと変わる。でも定年になり、年金生活に入って、デパートカードはほとんど解約。そろそろ終活を始め、物を減らさなければならない時期にもさしかかってきた。 買い物は差し控え、必要最低限のものしか、購入しないように努めているが、時代とともに暮しの中身が変わってくると、どうしても必要なものがでて来る。 エッセイストの岸本葉子さんに倣って書いてみた「最近私がカートに入れたもの」の第二弾。たった半年で、またこんな買い物をしてしまった。ぜいたく品はひとつもない。どれも今の私の暮らしの必需品といえるものばかりだ。 ●携帯用吸入器「のどミスト」4050円。 旅先で友人が使っていたのを見て、早速、昨年秋に購入。家に加湿器はあったけれど、これをかけると家じゅうが湿る。ガラス窓は結露する。でもこの吸入器なら、喉に向かってシューと吹き付けるだけ。でも寒くなっても、風邪ひとつひかなかったから、無用の長物になりかけていた。 ところがことし六月始め、突然、喉に痛みを感じた。「あらっ」と思ったが、翌日から軽井沢旅行が決まっていたので、予定通り出発した。昼間は暑いくらいだったが、朝晩は冷える。そこで風邪をこじらせ、八月始めまで咳が続いた。だから家へ帰ってからは、毎日これを喉にシュー。それでも咳は長引いたが、ずいぶん助かった。今度は旅行にも持参しようか。 ●「ムセンルーター」3800円。 モデムに「ムセンルーター」を接続すると、パソコンも、プリンターも、無線で使えるようになると勧められていた。でも、なんとなく難しそうでぐずぐずしていた。だがスマートフォンも、無線ランのWi-Fi状況でないと、不具合が生じてきた。そのつど、ドコモに調整に通うのも面倒になって、思い切って「ムセンルーター」を購入。モデムに接続したら、何と便利なこと。パソコンに接続しているのは、電源コード一本だけ。プリンターも、マウスも、有線の時と同様使え、パソコン周りがスッキリした。スマートフォンも、快調。もっと早く切り替えればよかったと、今では後悔している。 ●スマホアプリ「青空文庫」無料 十一月にはまた新型のアイフォーンが発売されるという。どこまでついて行けるか。今のスマートフォンでも、古今の名作が読めると知った。著作権切れ、あるいは著作権者の了解を得た作品が無料で公開されているのだ。芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外、太宰治らの作品もある。縦書きで表示されるので、本と同じ感覚で読める。作者から探すときは「作者名別」、作品名から探すときは「作品名別」をタップするだけ。設定はドコモにしてもらった。もちろん家では紙の本しか読まないが、最近は、重い本を持ち歩かなくても、車内で名作が読める。 ●ルーペ「50mm×4」1600円 ルーペは、昔は写真のポジフィルムを見る時くらいしか使わなかった。でも最近は、遠近両用の眼鏡はたびたび買い替えているし、最後の手段、近眼の裸眼でも、見えにくいものが出てきた。たとえば俳句でしか使わない難しい漢字を調べたり、名刺のメールアドレスや、フェースブックやスマホのスタンプの描き文字を確認したり。まず百円ショップでルーペを買ってみたが、倍率が低い。思い切って、眼鏡店で四倍ルーペを買った。まだ使用頻度は少ないが、これでまずまず問題解消だ。