モノにも第二の人生を・文房具、衣類編
2016年12月05日
◎
10月号のキッチン編に続く第二弾は、文房具や、衣類、靴、バッグなど。溜まる一方だが、思い切って捨てなくても、再利用法を見つければ、家の中も、気分も、すっきりする。 ■文房具編 〈古いはさみ〉 文房具も現役時代から使っていたものは、かなり壊れたり、古くなってしまった。壊れたものは処分しているが、はさみなどまだ使えるものは、クローゼットのすみや、玄関などへ移しておく。広い家ではないが、いちいちデスク回りにはさみを取りにいかなくても、身近にあれば何かと便利に使える。 〈ちびた鉛筆〉 ちゃんとした筆記用具は、デスク回りと、メインのバッグに入れてある。でもちびた鉛筆は、ミニノートといっしょに、買い物バッグ、スポーツバッグなど各バッグに入れておく。枕元にも置いている。買い物メモをはじめ、名札の花の名前をメモしたり、思いついた俳句などを書き留めるのに、意外と役立つ。ミニノートは、メモ用紙とちがって、失くしたり、紛れてしまわないから、このセットは思いのほか重宝している。 〈メモ用紙〉 市販のものは使わず、去年のカレンダー(IDEEのものに限っているが)をきちんと切り分け、浅い箱に入れて固定電話のそばに置いている。みみっちさもなく、使い勝手もいい。おしゃれなメモ用紙は、二、三種買っておいて、一筆箋替わりに。 ■衣類編 〈外出着と普段着〉 一番の難物。新しい服を買うのは、女の一番の楽しみ。だからどんどん増える。私は買い物に行く前に、なるべくクローゼットの整理をする。そうすると、もう入らないということがわかるから、気持ちが治まる。それでも衝動買いしたダウンジャケットやセーターなどは、惜しくても前のを妹に貰ってもらう。彼女が着ようと捨てようと関知しない。どうしてもまた着たくなったら、妹なら取り戻すことも。捨ててなければだけれど。着古したものは、タンスの肥やしにせずに処分する。 〈スポーツウエア〉 スポーツジム用のウエアはロゴ入りのたっぷりTシャツと、細身のスエットに統一。古くなったら、パジャマ替わりにする。もう新しいパジャマは買わない。朝刊取りや、朝一の宅急便など、マンション内ならそのままで通用する。それも朝食まで。もちろん、食後はすぐ普段着に着替える。 〈靴〉 年をとると、「ころぶ」は命とりに。靴は冠婚葬祭用を残して、ヒールの低いものだけに。私は足が小さいから、妹にも譲れず、処分するしかなかったが、靴入れはすっきり。 〈バッグ〉 ルイ・ヴィトンのトートバック一つを、修理しながらずっと愛用。ほかのバッグは、冠婚葬祭用だけ残して、妹や姪へ。旅行用のキャリーバッグは、場所をとるから、普段は衣類の収納用に使っている。 こうして整理していくと、二次使用できるものは、意外と多い。おかげでうちの中は片付いたまま、出すごみは減った。新しいものを買う楽しみもちょっと残る。 今までは、古いものはどんどん処分してきたが、これからはいつ何が起きるかもしれない。厳選はしているが、災害用品や入院準備用品のバッグにしまって、いざというときまた役立てようと思っている。