新しい年も、おなじみパートナーとスタート!
2015年01月01日
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このホームページを始めて、今年で、足掛け三年になる。スタート時に、「なんらかの新聞、雑誌に掲載になった作品をご紹介」と書いたのはいいけれど、過去の作品はすぐ底をついて、と言っても新しく応募した作品が次々掲載になるはずもなく、頭を抱えた。でもそのかわり、巻頭の「ホーム」や、この「日々」のページを充実させていこうと、思い直した。 巻頭の、俳句とそれをイメージさせる季節の花々の写真は、手探りながらやっと定着してきた。下手な俳句も引き立ち、写真の腕も少しずつ上がってきたのかも。俳句を詠まない方にも、俳句に親しんでいただけているらしい。俳句は「童子」と言う結社に入会し、ご指導を受けているが、写真はまったくの素人。記念写真くらいしか撮ったことがない私だったが、取説と首っ引きで撮り続けていたら、昨秋壊れてしまって、新しいデジコンに買い替えた。でも接写がなかなかうまくいかず、古いのも修理して、二台を使い分けている。 最近は、写真に植物名も入れるようにした。私は、植物に疎く、植物に詳しい友人に全面的にご協力いただいている。この場を借りて、あらためてお礼申し上げたい。 この「日々」のページは、日頃思っていること、していることを綴っているが、最近は写真もなるべく添え、フォトエッセイにして、楽しく読んでいただけるよう心がけている。ここから発展して、応募エッセイや小説のもとになったりもしているので、私にはかけがえのない場になった。 このホームページをまとめるには、ただパソコンの前に座っていても、何も生まれない。合わせて「facebook」も始めたので、とにかく積極的に外出し、カメラや句帳を持参して、写真を撮り、俳句も書き付ける習慣がついた。 外出するときは、私はどこへ行くにも大型のトートバッグを肩にかけていく。その中には、財布、化粧ポーチなどのほか、必ず携帯電話、カメラ、句帳、電子辞書が入っている。ずっしり重い。スマートフォンにすれば軽くなるだろうが、やっぱりカメラのシャター音には信頼感がある。これらは私のかけがえのないパートナーだ。 私の住んでいるところは、ごくふつうの住宅地だが、図書館や郵便局に通う道すがらでも、よく観察すると、道端やよその家の庭にも、おなじみの花や、名も知らぬ花々が咲いている。それが季節の移ろいと共に変わっていく。ただ真直ぐ歩いていた道も、ちょっと横に曲がってみると、また新しい花が発見できたりするので、私の散歩はだんだん長くなってきた。一万歩まではいかないだろうが、ついつい遠くまででかけてしまう。 大田黒元雄氏旧居跡の回遊式の日本庭園「大田黒公園」や、角川源義氏の自邸を整備した「角川庭園」が、徒歩圏内にあるのもラッキーだった。それぞれ趣きは違うが、月見の宴や紅葉のライトアップなどの催しももたれて、写真にも句材にも事欠かない。 俳句の吟行には、積極的に参加し、東京近辺の俳味あふれる場所を歩いている。他にも、美術館を訪ねたり、たまには新宿、銀座、六本木などへも買い物に行くので、スイカはたちまち減っていくが、それは気にしないことにしている。好奇心をもって歩くことは、今の私の健康の源になっていると思うから。 家へ帰れば、これも私の愛しいパートナー、パソコンが待っている。撮った写真を取り込み、整理して、今度は文章を打つという一番大事な作業が始まる。俳句だけは手書きするけれど。もちろん私の生きがいでもある小説もエッセイも、このパソコンから生まれる。新しい年も、こうしてスタートしたばかりだ。